利用者の声
それぞれの作業を担当している方に、お話を聞いてみました!
【50代/男性 担当:印刷、ホームページ】
私は主にパソコンを利用し印刷版下とホームページ作成の仕事を担当しています。 版下作成の仕事は手に障害があるため、仕事のスピードに制限がありますが、唯一自分ができる仕事だと思ってます。
私はこの仕事に対して心掛けていることが3つあります。1つめはニーズにあった制作(注文に忠実に作成できているかなど)。 2つめは確実な入力(入力後の見直しを実施する)。3つめに仕事の期限を守る(日程を把握し取組む)です。
依頼者の原稿に対して「構成・書体・強調・色合い」を当てはめていくことはデザイン性を必要とされるため、私は日々の経験に加え、インターネットや雑誌などをみて勉強しています。
入力の確認については、同僚と互いに確認しあったり、自分で何度も確認をした後に職員の方に確認をお願いしたりと一生懸命行っているが、いまだ見落としがあり苦戦しています。 これも一つの能力として身につけるべく経験を積んでいる最中です。
仕事の期限を守ることは職につく上で、もっとも大事であり必要なことです。私にとって作業に期限があることは時間との戦いでもありなかなか困難です。 少しでも効率よく作業を進めるために、「日程を組む」「日程の作業より1つでも多くの作業をする」「データファイルの管理」を徹底しています。また日頃から規則正しく時間を把握した生活をすることも取組んでいます。
スピードを要される仕事になかなか対応できない中でも工夫や徹底することで改善され、自分の仕事としてやり遂げることができることを、このワイドビジョンで経験しています。 同じ職場で働く者同士が互いに協力し合い、改善の方法を探すことで、新しく「できること」を見つけれるように思います。これからも頑張って見つける努力をしていきます。
【40代/男性 担当:データ入力・確認担当】
私の仕事はデータ入力と確認作業で、印刷用の原稿入力、集計や記録原稿のデータ化を主に実施しています。 作業の多くが地元の自治体や企業 からの依頼がほとんどで、自分自身が社会貢献できていることを実感することができます。
難しいところは「原稿を読む」ことと「専門用語を理解する」こと。毎回記入している人が違ったり、様々な職種・分野の内容の原稿が入ってきますので 大変ですが「調べたり」「理解したり」といった作業が楽しくもあります。
私は左に麻痺があるため片手での入力作業ではありますが、施設と自宅でパソコンの入力をしているうちに入力のスピードが上がってきました。慣れというものはすごいと思います。 これからも継続して作業を実施し、今以上の能力を身につけ新たな作業に取り組みたいと思います。
【50代/男性 担当:印刷、ホームページ】
私はワイドビジョンで主にパソコンを使い印刷物やホームページの作成を担当しています。時にはバリアフリーの取材で外回りやパソコン教室の補助、畑仕事など自分に出来ることは何にでも取組むようにしています。
パソコン体験教室のお手伝いをした時は、ワイドビジョンに入って間もない頃で、Mac(アップル社パソコン=マッキントッシュ)を扱っていた私にとって、Windowsとの初めての出会いであり、手伝いをしながら生徒さんと一緒に学べる絶好の機会でした。 おかげで今は両方のパソコンを使いこなしています。あの頃の参加した子供たちと同じ輝く目をしていた自分が、Windowsを使いこなし自信を持てている事に驚きです。
また最近は畑仕事をするなかで、植物の成長に興味を持ち、自宅の小さな畑でも収穫の喜びを感じています。しかしながら自分の体力の無さも同時に痛感しております。これを機に体力づくりにも挑戦していきたいです。
これからも今までどおり、「自分に更に出来ることは何なのか」など、毎日の発見をしながら人生をもっと勉強し、他の人とともに協力していけることを願い、ワイドビジョンで毎日励んでいきます。 現在の目標は「会話で相手にうまく伝えきれない自分の弱さを乗り越え、伝えようとする心を磨きコミュニケーションすること」です。何事も自信と継続で頑張ります。
【40代/男性 担当:農作業担当】
私はワイドビジョンで苗作りや野菜の生産を頑張っています。入所してから農作業に取り組み始めて3年目になります。今では他の人に作業の仕方を教えることができるようになりました。苗が元気に成長しているのを見るのが毎日の楽しみです。
どのような作業をしているかといいますと、育てる本数や種の大きさに合わせて「セルトレイ」と呼ばれる容器に種をまいていきます。乾燥や温度など環境を整えながら芽が出るまでを観察していきます。芽が出て一定の大きさになるまで育ったところで、今度は「ポット」と呼ばれるナイロン製の容器に植え替えをします。それぞれの苗の種類でポットの大きさも様々。また日当たりや温度、水のやり方などが異なるため、気をつけながら取り組んでいます。茎が太く、ピンッと立ち上がった色の濃い葉っぱのしっかりした苗を販売に、また農園の畑に植えて野菜として育てています。
1日の作業は、開始時間よりお昼までの午前中を主に観察の時間としています。「毎日観察する」これが私のライフスタイルを整えてくれる一つの役割を果たしています。決まったコースで決まった作業を行うことで調子を合わせながらの作業のスタートとしています。午後は畑にある野菜の確認や周辺の整備、また苗の大きさによって植え替え作業など少し変化を加えた作業が柔軟さの訓練になっています。
毎週土曜日は農作業から離れ、トラックで苗の販売をしています。いろんな方が苗を見てくれて応援してくれたり、「育てる楽しみ」「失敗談」「収穫の喜び」について話しをしたりと楽しいです。常連のお客さんもできて週末が楽しみです。
今まで頑張ってきたことが施設の外でも大いに役立っています。自宅で野菜作りをしている両親と一緒に畑仕事ができること。たまに手伝うぐらいだったのがワイドビジョンに通ううちに「野菜作りに興味がでてきた」「足腰のバランスが崩れなくなった」この2つのことで実現しました。病気にもなりにくくなった上、親と育て方や肥料について話しができるようになりました。
これからもみんなに喜んでもらえる苗作りや野菜作りに頑張って取り組みたいです。
【40代/男性 担当:農作業担当】
私はこの施設で農作業をしています。苗作りをしたり、野菜作りをしたりと毎日が忙しいですが成長を見るのが楽しいです。
苗作りでは、「種類に応じて土や容器の準備」「種類に応じた種の植え方」「環境に合わせた苗の管理」と今まで使うことが少なかった能力を 最大限に活かし集中して作業しています。おかげで観察と発見をする能力が身につきました。苗は協力いただいている販売所に出荷し、地元の皆さんの家庭菜園へお邪魔しています(^o^)/
「たくさん実がなったよ」「先日収穫して食べました♪」と喜びの声が聞けるのもうれしいです。
野菜作りでは、施設の畑に自ら作った苗を植えています。薬品の使用を避け、食品から作る防虫剤や液肥を使っています。収穫した野菜は施設で調理され昼食に並んでいます。 みんなが「おいしい」と笑顔で食べているのを見るとますますやる気が出てきます。
私の仕事は考えたり体を動かす仕事だから、1日の作業を終え帰る頃に「今日も頑張ったなぁ」と疲労感と満足感を味合うことができて充実しています。これからも多くの人に喜ばれる苗作りと野菜作りを頑張りたいと思います。
【50代/男性 担当:梱包作業、手話プログラム】
私はパソコンでの作業、商品の梱包などを主な作業としています。共に大変な作業ですが、私にとってはとても充実した時間だと感じています。
梱包作業については、その中でも重要なチェックと袋とじの作業および作業班の責任者として全体を把握する役割を担当しています。職場での自分の存在を再認識できることができ、それが日々の継n続の源なのかもしれません。
休憩やお昼休みは、パソコンでのインターネット閲覧、会話でのコミュニケーションなどで有意義に過ごしています。日頃の話題で皆と盛り上がるのが楽しく、仕事とともに精神的な面での充実した時を過ごしています。